外壁塗装でお家を守る!梅雨時期の外壁トラブルと対策について

梅雨真っ盛り!皆様いかがお過ごしでしょうか?
連日続く雨、乾かない洗濯、屋内外問わず湿気ムンムンの空間。
気持ちよく過ごせるわけありませんよね(T_T)
その気持ちは私たちだけではなく、外壁や屋根にも言えることだと思います。
今回は梅雨時期のトラブルと、今後の対策についてお話していきたいと思います。
外壁の天敵【雨】

外壁の天敵とは?と考えると、紫外線や雨が代表的です。
中でも雨には普通の雨ともう1種類あることをご存知でしょうか?
一度は聞いたことがあるアレです。
そう、【酸性雨】です。
名前だけでもあまり良い印象を受けないですが、一体酸性雨は外壁にどんな影響を与えるのでしょうか。
普通の雨と酸性雨の違いとは?
普通の雨と酸性雨の主な違いは、pH値です。
小学生時代に習った、アルカリ性、中性、酸性の水素イオン指数を表すものです。
この懐かしい単語が、まさか外壁塗装で出てくるなんて思いもしませんでした。
普通の雨
大気中の二酸化炭素が水に溶けて弱炭酸となり、pH5~6程度になります。
酸性雨
化石燃料の燃焼などで発生する硫黄酸化物(SO₂)や窒素酸化物(NOₓ)が空気中で化学変化し、硫酸や硝酸などの酸性物質となり、雨水に溶け込みます。このため酸性となり、pHが5~6以下に低下します。
pHと水素イオン濃度

・0~7未満:酸性 (例: レモン汁、お酢)
・7:中性 (例: 純水)
・7~14:アルカリ性 (例: 石鹸水、重曹水)
pH値が1下がるごとに水素イオン濃度は10倍になり、酸性が強くなります。
逆に、pH値が1上がるごとに水素イオン濃度は10分の1になり、アルカリ性が強くなります。
塗膜や外壁材を
弱体化させてしまう酸性雨

通常よりも強い酸性を示す酸性雨が外壁に降り注ぐと、以下のような影響が考えられます。
外壁塗膜の劣化
酸性雨は、外壁の塗膜を構成する樹脂結合を弱め、強度を低下させます。
これにより塗膜が劣化し、ひび割れや剥がれ、チョーキング(塗料の粉状化)などの現象が起こりやすくなります。
外壁への酸性雨がもたらす脅威とは
酸性雨が乾燥すると、酸性成分が凝縮されます。それに伴い、より強い影響を与える可能性があります。
近年の梅雨は、一気に雨が降って晴れるを繰り返す傾向があるので、まさに乾燥を早め、また雨が降っては乾燥を繰り返しています。
年々、異常気象が続いていますので注意が必要です。
外壁材への影響
酸性雨の影響は塗膜だけではありません。塗り替えのタイミングを過ぎてしまった外壁材は、まさに裸の状態です。
塗膜という保護が消えてしまい、酸性雨の影響を直に受けています。
外壁材の中性化
モルタル、窯業系サイディング、コンクリートなどの外壁材は、砂や砂利などが多く含まれます。
このようなセメント系素材は、水和反応で生成された水酸化カルシウムによって硬化しているので、アルカリ性を示します。
しかし、酸性雨にさらされると、中性化が進み、セメントの結合が破壊されて強度が低下します。
外壁材劣化の進行
中性化が進むと、外壁材がボロボロになります。
ひび割れや剥がれはもちろん、藻やカビの発生を招きやすくなり、外壁の劣化症状の進行が早くなります。
対策と提案
外壁塗装において、一般的に言われていることと、天敵である雨を味方につけてしまう発想の転換を活かした施工法をご紹介いたします。
一般的な対策
定期的なメンテナンス
一般的に塗り替えは10年に一度と言われていますが、あくまで平均的な目安です。塗り替えのタイミングは立地条件や環境の影響などで大きく変わってきます。
15年経過してから塗装する方もいれば、10年未満で塗装を検討される方ももちろんいらっしゃいます。
ただ、ご自身の判断やネットの情報だけに囚われず、ちゃんと塗装専門の業者さんに調査を依頼しましょう。
塗料の選定
酸性雨だけではなく、天候に強い塗料を選ぶことが大切です。
近年、塗料の機能性は格段に成長しておりますので、ほとんどの塗料に耐候性(天候に強い)が付与されています。
肝心なのは、耐候性の強さがどの程度なのか、他のメーカーと比べた場合に何が優秀か(金額、機能性、耐用年数など)を考慮することが大切です。
外壁には光触媒がおすすめ
ここまで外壁に対する酸性雨の影響を書いてきましたが、そんな天敵である雨を味方にするなんてどういうこと?と戸惑う方もいらっしゃるかと思いますが、実は可能なんです。
塗り替え後の仕上げはもちろん、塗り替えなしでも使用可能となっております。
また、屋内の水回り(洗面所、キッチン、お風呂場など)にも使用できる優れものです。
詳細については下の記事で紹介しておりますので、気になる方は是非ご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?今回は梅雨時期のトラブルと対策についてまとめました。
これから梅雨が明け、猛暑が続く日々がやってきます。
梅雨明けからの塗装をご検討中の方は、お気軽にご連絡くださいm(_ _)m
現地調査、お見積もりは何度でも無料で対応させていただいております!